今なら間違い無くブラック企業
週明け5日の東京株式市場は全面安となり大幅下落しました。日経平均株価(225種)の終値は前週末比4451円28銭安の3万1458円42銭で、米株式相場の大暴落「ブラックマンデー」を受けた1987年10月20日(3836円48銭安)を超え、過去最大の下落幅となりました。
1987年10月20日の事は今でも鮮明に覚えています。大学4年生の時で、大和証券に既に内定をもらって内定式も終わっていました。このブラックマンデーに恐れを抱いた学生は内定式の後、大和証券から他の会社へと移っていった者もいたようで、内定式の時に久しぶりに姿を見た高校の同級生の姿はそれ以降見られなくなりました。
その大和証券の当時の本店ビルは、呉服橋交差点の所にありましたが、植木等らクレイジーキャッツのメンバーが主演した映画(『ニッポン無責任時代』など)で太平洋酒の本社ビルのロケ地として使われました(写真)。1960年代の話ですが、当時としては戦後復興のシンボル的なモダンな建築物だったという事でしょう。
その大和証券本店ビルも2010年にパソナの本社ビルに代わり、その後2017年に解体されて、現在は常盤橋タワーという高層ビルに生まれ変わっています。
さて、大和証券時代を振り返りますと、今なら間違い無くブラック企業と呼ばれるであろう働き方でしたが、今から思えば社会人としての基本やビジネスにおける基礎は全て大和証券で叩き込まれました。そういう意味では大和証券には感謝しきれないですね。
今日も目先の事に一喜一憂せず、泰然自若で過ごす一日を!