社員の成長の度合いによって
今年は、春にWBC(ワールドベースボールクラシック)が開催されたこともあり、大谷翔平選手、ダルビッシュ有選手、そして元北海道日本ハムファイターズ監督でもあった栗山英樹監督、現在千葉ロッテマリーンズ監督の吉井理人投手コーチ、ボストンレッドソックスに移籍した吉田正尚選手に注目して来ました。
今年読んだ本の中で印象に残った本を挙げろと言われたら、栗山英樹監督の『栗山ノート』と吉井理人投手コーチの『最高のコーチは教えない。』の2冊を挙げると思います。
かつて、ネッツトヨタ南国の横田英毅社長(当時はトヨタビスタ高知)の講演を聴きましたが、自分の頭で考えて行動する人材を育てる為に敢えて教えないようにされておりました。それまで私が抱いていたリーダーシップの概念が覆されるほどのインパクトがありました。WBC日本代表の栗山英樹監督と吉井理人コーチのリーダーシップには、その横田英毅氏と共通するリーダーシップが存在したのだと書籍を読んで感じています。
社員の成長の度合いによって社員教育のアプローチは変わって来ますが、上司には簡単に答えを教えるな!社員には自分の頭で考えろ!と伝えて来たつもりですが、組織に浸透しているか?と問われれば甚だ疑問符が付きます。
今日も社員の成長を加速させるためにも自分の頭で考えて行動できる人材育成を模索する一日を!