人間としての視野を広げるキッカケ
総会では、新たに会員になられた方々の紹介や長年在籍された方への感謝状の贈呈が行われましたが、今年の感謝状は川田工業(株)の山本隆夫特別顧問に贈られました。おめでとうございました。
総会の後に行われた記念講演は、地元の福野高校のご出身である山崎光悦氏をお招きしました。山崎氏は、8年の長きに渡り国立 金沢大学の学長として改革を推進され、現在は国の機関である福島国際研究教育機構(F-REI)の理事長としてロボット、農林水産業、エネルギー、放射線科学・創薬医療・放射線の産業利用、原子力災害に関するデータや知見の集積・発信などをテーマにして研究開発と産業化、人材育成に地域に点在する研究施設の司令塔として取り組んでおられます。
山崎理事長のお話をお聴きして強く感じたことは、若いうちに海外に出て異文化を体感し、外から日本を観ることの重要性です。自分も代議士秘書を経験した後、運良く29歳から31歳までの2年間アメリカに移住してアメリカという異文化を体感、そして外から日本を観る機会に恵まれました。これは今から振り返るととても大きな経験値の蓄積、そして人間としての視野を広げるキッカケになったと感じます。
残念ながら海外留学をする日本人が減っているという報道を目にしますが、若い人たちには是非とも海外に出て異文化を体感し、それを日本に持ち帰って欲しいと願っています。あのイチロー選手も同じような事を語っていますが、海外に出て生活したからこそ日本がいい国である事が解ります。
今日も冒険、挑戦の気持ちを忘れない一日を!