「死中活あり」
人間学を学ぶ月刊誌『致知』を初めて手にしたのは中学生の頃だったと思います。親父が読んでて「読んでみろ。」と渡してくれたのが出会いでした。地産の社長だった竹井博友さんがまだ致知出版を率いておられた時代です。
その当時、愛読書と言えば矢沢永吉『成りあがり』や本宮ひろ志さんの漫画(笑)などでしたから『致知』はハードルが高かったですね。嫌々読んでました(苦笑)。その後、経営者になった30代から再び読み始めましたが、会社再建の厳しい時代に何度も『致知』に掲載された人生の達人たちの珠玉の言葉に勇気をもらったり、癒されたりしたものです。そして、これは!と思う記事をコピーしては、弊社の社員に回覧したものでした。
このところ、多事にかまけて『致知』を読むのを怠っておりましたが、先日、岐阜の友人がSNSに『致知』の事を掲載しているのを見て、しばらく『致知』から離れてしまっていたことを反省したばかりです。
まさにコロナ禍で苦しんでいる中小零細企業も多いと思いますが、こんな時こそ、先人たちや人生の達人たちの言葉に生き抜くヒントを探す事も必要だと感じます。
「死中活あり」今日もどんなに厳しい環境下でも、諦めることなく活路を模索する一日を!