特に、32歳で予期もせず急遽社長に就任してからが早かったですね。何度かお伝えしていますが、バブル経済の崩壊により、社長に就任した当時グループ全体で借入金が80億円に膨れ上がっていました。この借入金の圧縮、バランスシートの改革が自分に課せられた使命になりました。

途中、精神的に参ったことはありませんが、身体は正直でしたね。35歳で大病を経験することになりました。この時、人生で初めて死を覚悟しました。この大病の闘病体験は、自分の原体験として死生観を確立することに繋がりました。

NHKの「プロフェッショナル　仕事の流儀」にも出演された名医 笹子三津留先生が私の主治医でしたが、今も笹子先生との出会いに感謝しています。

先人たちの遺した教訓によれば、人の陰口や誹謗中傷するような人たちは、きっとツキや運から見放される人たちだと確信します。反対に、今日も「ありがとう」と周囲に感謝の心を形にする一日を！