地震
3月25日9時42分頃、祖父が建てた築50年の我が家がグラっと揺れた。かなり大きな揺れだったので、東京育ちで地震に慣れているはずの私でも少々怖かった。 震源は能登半島沖で、輪島市の旧門前町や穴水町、七尾市などでは、震度6強という強烈な揺れを記録してかなりの被害が出たようだが、我が家の辺りは、震度5弱、もしくは4という揺れだったようで、被害は小さかった。 我が家の被害は、棚から物が落ちた程度で済み、幸いにも家屋、庭の灯篭、応接間に飾ってある焼き物や仏像などは無傷であり、ご先祖様の御加護に感謝する他は無い。 今日は、朝から「江浚い」と呼ばれる農業用水の掃除があり、地区の男衆はそれに全員参加するのが原則だ。小雨の振る中、8時から開始して9時30分頃修了して泥んこになって自宅に帰り、風呂でも入ろうかと思ってソファーに座っていたらドーンという音と共に最初縦揺れが来た。それがすぐに横揺れとなり、ゆさゆさと大きく揺れた。最初はまた大した事ないだろうと甘く見ていたが、築50年の我が家が悲鳴を上げている音を聞いて怖くなり、倒れそうな家具の近くを避け、頭上から物が落ちてこないような所に移動して玄関を開け、いつでも玄関から飛び出せるよう準備はした。しかし、そこまでやった時に揺れはおさまった。 歴史的にみると、福井地震や新潟地震、そして記憶に新しい中越地震など、北陸地方は、かつて何度も大きな地震の被害に遭っている。専門家によると、北陸には活断層が縦横無尽に存在するので大地震が来ても不思議ではないということらしい。しかし、そんな中、富山県は本当に大きな地震の記憶が無い。今回のような場所によっては震度5弱を記録するような大きな地震は、本当に珍しいと言える。それでも被害は比較的小さいもので済んだことは本当に運が良いというものだろう。 この度、全国の友人たちや知人をはじめ、私がお付き合いしている大勢の方々より、たくさんの温かい心配メールを頂戴しました。心より感謝申し上げます。この場を借りて心よりお礼申し上げます。 平成19年3月25日