『鏡の法則』
1月の末に友人の赤塚さんから『鏡の法則』※1という物語をメールで頂戴しました。『幸せ成功力を日増しに高めるEQノート』という本の著者である野口嘉則さんという方が書かれた文章がネットを通じて広まっているものだそうで、題材は実話だということですが、読んでいて感動して本当に涙が出ました。これは大勢の人に伝えなくてはと思い、幹部社員にコピーしました。きっと幹部社員は部下にコピーを渡し、部下は家族にコピーを渡すというように輪が広がっているものと思います。 5月になって本として出版されたようですので、まだお読みになっていない方は是非とも購入して読んでいただければよいと思いますが、その中身を簡単に紹介しますと、子供がいじめに遭っていることを知って悩む主婦A子が、夫の先輩であるB氏に相談し、B氏のアドバイスによって悩みの思いもよらない原因を突き止めて解決していくという話です。 この話のテーマ「鏡の法則」とは、「人生は人の心を映し出す鏡である」ということ。すなわち自分の心の状態と同じような人生になるということだと思います。この物語では、A子の「父親と夫に対する責める心」が人生を苦しいものにしてきた根本原因でした。 思い返してみれば、私も素直に両親に言葉や態度で感謝の気持を伝えたことが余り無いことに気がつきました。不満や怒り、疑いなどではなく、感謝に満ちた気持で日々過ごすことが幸せにつながるということはよく解っているつもりでも実際は両親にさえ感謝の気持すら伝え切れていない現実に愕然とする思いでした。育ててくれた両親、そして多くのご先祖様のお陰で今の私がここに存在していることに対してもう一度心から感謝し、お客様、支えてくれている協力業者さん、社員の方々に対して日々感謝の気持で心を満たして生きていきたいと改めて感じることができました。『鏡の法則』を送ってくれた友、赤塚さんには心から感謝です。 先日、脳力開発のスペシャリスト西田文郎先生のセミナーに行って来ましたが、その時、西田先生が力説されていたのが、「他喜力」です。「他喜力」とは、読んで字のごとく他人を喜ばせる力のことです。この力は、両親やご先祖様に対する恩を感じる気持が無ければ身に付かない力だそうですが、個人としても組織としても、絶対に必要な力だと確信します。岩崎グループは、両親やご先祖様への恩を感じる「他喜力」に溢れた企業になりたいと思います。 平成18年6月 ※1 「鏡の法則」の話は野口嘉則氏が発表し、本を出してます。 「鏡の法則」はこちらから 野口嘉則氏のブログはこちらから