今日も他人への想像力を働かせ、相手の立場で物事を考えられる懐の深さを身につける利他の一日を!
おはようございます!
昨日は、録りためてあったドキュメンタリーやニュース番組を見ていました。特に印象に残ったのは、高齢者の「老老介護」と同じような状況が障がい者のいる家庭で起こっていることです。年老いた親がだんだん年を重ねる障がいを持つ子供のお世話をしている家庭が危機感を募らせながら懸命に生きておられる姿に胸を打たれました。
特に知的・精神障がい者の家族1万人を対象に行われたアンケート調査では、4,266人から回答があり、その5に1人が閉じ込めたいと考えたことがあるとの返答でした。また、この5年間で障がい者への虐待が12,000件以上起こっており、その加害者の7割が家族というショッキングな数字になっています。
我々は、このような家庭の為にも障がい者グループホームや就労継続支援事業所を普及させていくことが社会貢献になると強く信じています。しかし、ドキュメンタリーの中でも触れられていましたが、障がいを持つ子の親たちが自分たちの貯金を切り崩し、お金を出し合って障がい者グループホームを建てようとしても、せっかく見つけた予定地の近隣住民の反対に遭うことが多いのだとか(障害者差別解消法という法律があり、反対しても止めることはできないのですが)。もっと障がい者を持つ家庭への理解が進み、社会で障がい者を受け入れていく温かい空気感が醸成されることを強く望みたいと思います。
今日も他人への想像力を働かせ、相手の立場で物事を考えられる懐の深さを身につける利他の一日を!