涙無くしては見れないドキュメンタリー | アルカスコーポレーション/Arcus Corporation

涙無くしては見れないドキュメンタリー

昨日、『新プロジェクトX〜挑戦者たち〜』を録画していたものを見ましたが、新しいエピソードでは無く、かつて放映されたプロジェクトXのアンコール放送でした。(友人からも黒四ダムのプロジェクトX見たか?とメッセージがありました)
久しぶりに『厳冬 黒四ダムに挑む〜断崖絶壁の輸送作戦〜』を見ました。これは2000年6月に放映されたものです。黒部峡谷の断崖絶壁での幅500メートル、高さ186メートルの巨大なダムの建設工事でした。完成当時、大阪府の1/2の電力(25万kw)を賄う大プロジェクトであり、のべ1千万人が参加し、170名以上の人命を失いながらも7年で完成させることが出来たというとてつも無い偉業でした。
映画『黒部の太陽』では、熊谷組が担当したトンネル工事が主に描かれていましたが、このプロジェクトXでは主に本体工事を担当し、建設資材を断崖絶壁の現場に運ぶために命をかけた間組の方々の奮闘にスポットを当てています。とても涙無くしては見れないドキュメンタリーとなっています。
1995年頃だったでしょうか。私はまだ一般公開されていない高熱隧道を通って黒四ダムに至る宇奈月黒部キャニオンルートを体験する機会を富山県の建設業者の一員として得ることが出来ました。貴重な体験をさせていただきました。その経験があったからこそ一層このドキュメンタリーが胸を打ったと思います。
街には、たくさんの建設業者が手がけた建築物、土木構造物が溢れていますが、先人たちの命がけの挑戦があったからこその現代社会であることを多くの若者たちに知って欲しいものです。
今日も自分が携わる仕事にプライドと誇りを持って新たな挑戦に挑む一日を!