歴史は知っておくべき
ロシアがウクライナへ軍事侵攻した事が、この本に注目が集まるキッカケになったようですが、作者にとっては思いがけない注目の浴び方に「本屋大賞」の快挙にも戸惑いがあるようでした。
1942年の独ソ戦でドイツ軍に家族を殺された少女が狙撃手となってドイツ軍と戦う実話を基にした小説です。決して戦うことを奨励するような内容では無いとのことですし、ニュートラルな視点で先入観無く読み進めたいと思っています。
独ソ戦で、ソ連兵は1,470万人、ドイツ兵は390万人の死者を出したと言われています。民間人の犠牲者も含むとソ連とドイツ合わせて3,000万人が犠牲になったとのこと。その数は大東亜戦争(太平洋戦争)で日本人の死者が310万人と言われていますから、凄い死者数であったことが分かります。今日のロシアの暴挙を考察する上で、そんな歴史も知っておくべきでしょう。
賢者は歴史に学び愚者は経験に学ぶという先人の言葉もありますが、今日も歴史に学ぶ一日を!