『どてらい男(やつ)』 | アルカスコーポレーション/Arcus Corporation

『どてらい男(やつ)』

西郷輝彦さんの訃報に接し、衷心より哀悼の誠を捧げます。
私の中の西郷輝彦さんと言えば、子供の頃に見ていた『どてらい男(やつ)』が一番印象に残っています。山善の創業者である山本猛夫氏をモデルにした花登筺の小説が原作でした。西郷さんの役者としての出世作と言われています。
とにかくこの『どてらい男』。西郷さんが演じる「もうやん」がとことん番頭らにイジメられる役で…。見てて辛かったです。後にNHKで放映された『おしん』を見た時にも似た感情です。でも、その苦難を乗り越えて立身出世を果たしていく姿が子供心に強く印象に残っています。
自分の中での「成功」のイメージは、やはりこの西郷輝彦さん演じた「もうやん」と矢沢永吉さんですね。谷が深ければ深いほど山も高くなる…。そんなイメージです。一度しかない人生というドラマは平坦では面白くありませんから。
自分の人生というドラマの主役はおのれ自身。今日も逆境に負けず、有限である時間を逞しく生き抜く一日を!