今年のテーマは「一新」
昨日は、菅総理退陣表明のニュースが日本列島を駆け抜けました。新型コロナという今の日本人が初めて経験する未知の疫病との戦いという大逆風の中、一日も休まずにコロナ対策、東京オリンピック、パラリンピックの開催やカーボンニュートラル、DXなど重要な課題を推進した事は正当に評価すべきだと思っています。
今からではもう後の祭りですが、菅総理の就任時から申し上げていたように、支持率が高かった最初の国会の冒頭で解散総選挙に打って出るべきでした。任期切れが迫ると解散カードも有効に切れなくなりますし、レームダック化を狙って一部マスコミの報道も政権の揚げ足取りに傾くのは予想がつきました。また、自らも解散を先延ばししてレームダック化を招いて退陣した経験を持つ麻生副総理も早期の解散総選挙を進言されていましたし…。任期に余裕が有れば全く違った展開になったでしょう。
かつて、大下英治さんの『ふたりの怪物』という本を読みました。菅官房長官と二階幹事長が政治家として力をつけた背景などが丁寧に書かれていて面白い本でした。この二人が表舞台から去ることになります。きっと自民党内の若返り、新陳代謝が加速すると確信します。岸田文雄さん、石破茂さんが64歳、野田聖子さんが61歳、高市早苗さんが60歳、河野太郎さんが58歳です。皆さん、重要な党務も国務も経験されておりますし、いい年齢じゃないですかね。国民に分かりにくい派閥の論理ではなく開かれた総裁選を期待したいですね。
お付き合いのあるコンサルタントの方が言っていましたが、今年のテーマは「一新」だそうです。自民党も変わりますが、弊社も「一新」を念頭に変化にチャレンジしています。今日もあらゆる面で一新を心がける一日を!