経営理念の理解と実践

 岩崎グループの経営理念は、「人の役に立つ人財、活気ある会社を創り、お客様と感動を分かち合えるような素晴らしい仕事を追求して、誇りを持てる美しい国づくりに情熱をかける」です。  この経営理念は、私が1993年から1995年にかけてアメリカ合衆国のシアトルにいたことが大きな影響を与えて生まれたものです。  ご存知の方も多いと思いますが、ワシントン州シアトルは、「NOと言わない百貨店」という異名を持つノードストロームというデパートの発祥の地であり、シアトル近郊の大型ショッピングモールには必ずノードストロームがありましたので、よく買い物に出掛けたものです。  その当時、日本では、バブル経済が弾け始めた頃でしたが、まだまだバブル経済の名残が色濃く、多くの企業でお客様本位のサービスが失われていた時期だったと記憶しています。  そんな時にアメリカに住む機会を与えていただき、この伝説の百貨店ノードストロームを訪れ、販売員の方々の熱心で、気持の良いサービスぶりに直に接して大きな感動を受けました。それは、日本では感じることの少なかったサービスに対する感動、そして満足感でした。  その後、1995年秋に帰国して岩崎グループに戻った私は、このアメリカのシアトルでの感動体験、満足体験こそが、企業がお客様に与えていかなければならない一番大事なものだと確信しました。そして、1997年春、社長に就任した時に顧客満足を基本とする経営理念を定め、以来、経営理念の理解と実践に力を注いで参りました。 本音を言えば、目指す理想像と現状には、まだまだ大きなギャップがあり、昔ながらのゼネコンからサービス業への転換という意味では、未だ全く満足できません。  ここで、改めて経営理念を噛み砕きますと、 ①人は皆、何かでこの世の役に立つように生まれて来ると考えていますが、この岩崎グループにおいて世の中に役に立つように個々の持っている職能スキルと人間力(心の部分)を高める。 ②同じ理念、目的を共有した仲間同士が協力して成果を創ることによってやる気のみなぎる活気ある職場を実現する。 ③「我々の給与は、お客様からいただいている」という根本を忘れることなく、お客様に喜んで感動していただけるような素晴らしい仕事を目指し、お客様と我々が WIN-WIN の関係になれるように常にレベルアップに努める。 ④建設不動産関連企業として持っている経営資源を最大限に活かし、世界の国々と比較しても日本人として誇ることができるような「外観的にも内面的にも美しい国づくり」に貢献することに情熱を持って取り組む。ということになります。    1月からは、第43期に入ります。経営理念の理解と実践を一層深める為にも社員との対話を一層増やしたいと考えています。 平成17年12月