今日も何が必要で、何が必要で無いかを見極めて必要な措置にエネルギーを注ぐ一日を!
おはようございます。
日本列島に大きな被害をもたらした台風19号ですが、首都圏を流れる荒川の水位が氾濫危険水位に達する中でも氾濫を免れたのは、二つの治水施設が機能したからというニュースを先日見ました。とても印象に残ったので紹介します。
ひとつは、平時は観光地として一般公開も行われている「地下神殿」首都圏外郭放水路です。埼玉県春日部市にある巨大な施設ですが、12日から16日にかけて1,200万立方メートル東京ドーム9杯分の荒川の水を貯めて、比較的余裕のあった江戸川へ放出したのだとか。
もうひとつは、さいたま市〜戸田市にある彩湖という公園の中に造られた人工の湖ですが、普段は地域住民の憩いの場になっている場所が、荒川が増水した時は調節池となって堤防が低くなっている所から増水した水を取り込み、3,900万立方メートル東京ドーム31杯分の水を貯めたのだとか。素晴らしい対策だと思います。
鶴見川沿いにある横浜国際総合競技場(日産スタジアム)周辺の治水対策も素晴らしいものがありましたが、このように首都圏周辺には、社会資本(インフラ)がしっかりと整備されて人の命を守っています。地方でも大きな河川の流域に位置する自治体が連携して流域行政の視点から必要な社会資本整備を推進していくことが大切です。
地球温暖化と気象変動の相関関係ははっきりと証明されていないようですが、大きな台風やゲリラ豪雨は実感として増えたように感じます。今日も何が必要で、何が必要で無いかを見極めて必要な措置にエネルギーを注ぐ一日を!