「生きること・働くこと」 | アルカスコーポレーション/Arcus Corporation

「生きること・働くこと」

6月23日水曜日に砺波市立庄西中学校の2年生165人の前で『生きること・働くこと』というテーマで講演をさせていただきました。日頃からお世話になっている㈱余西商会の余西孝之社長のご親戚で、PTAのお世話をされている㈱ワイケーコウキの余西一広社長からのご依頼によるものです。

 庄西中学校では、本年度の総合的な学習の2年生テーマを「生き方を考える」として、いろいろな職種について地域で働く人々から各自課題を持って学んでおられます。そして9月末には「社会に学ぶ14歳の挑戦」事業にも取り組まれる予定になっており、その前に社会人と直接接する貴重な機会を子供たちに提供する大変意義深い試みであると大いに共感致しました。 
 また、我が社は、庄西中学校の近くに砺波支店とアスファルトプラント工場を持っており、日頃から工場の運営に対してご理解をいただいている地域の方々への恩返しのつもりでこの度の講演依頼を受けさせていただきました。
 3年ほど前に「トイレ掃除に学ぶ会in庄西中学校大会」が開催された時に教える側の一人として参加したことがありますので、庄西中学校を訪問するのはこれで二度目です。一時は荒れた学校として知られる存在だったとお聞きしていますが、今はそんな雰囲気は全くありません。先生方やご父兄の方々の日々のご努力の結果でしょう。
 さて、約1時間の講演で中学生の皆さんにお伝えしたかったことは、働くことを通して私が学んだことです。

 私は、学校卒業後、2年間の大手証券の営業マン時代、4年弱の代議士秘書時代、2年間のアメリカ生活を経て、実家である岩崎建設㈱(現在のアルカスコーポレーション㈱)に入社しました。 
 弱冠32歳の時に社長に就任し、苦難や大病を克服して現在に至っていますが、その間にいくつかの大変重要な教訓を学ばせていただきました。「人の2倍、3倍の努力は報われること」「自分の出世や成功を願うだけでなく、お客様の成功を願うことが自らの成功に近づくこと」「時間は有限であること(人生二度なし)」「苦難が人間を成長させること」「親や家族、会社の仲間があっての自分であること」「国や地域に貢献しているという気持ちが、仕事への大きな動機づけになること」等について熱く語らせていただきました。
 中学2年生には、少々固い話になったかもしれませんが、何か一つでも彼らの心に残るものがあったならば幸いです。

 前途有為な庄西中学校2年生諸君が、自立した大人(国や地域から何かしてもらおうという大人ではなく、国や地域に何かをしようという大人)に成長して大活躍されることを心より期待します。