「経済人 やるしかない-公共事業頼みから脱却」9月25日に富山新聞で弊社のことが記事になりました。

はやりで横文字にしたわけではない。創業90周年の昨年4月、社名とロゴマークを変更したのは、「公共事業頼みの経営から脱皮しようという意思表示なんです」。かつての「岩崎建設」と比べれば、顧客に与えるイメージも随分違うと思う。総合建設業としてリフォームや住宅を扱うにしても、個人向けの受注に軸足を移したい。 
「脱皮」のため、自社の考えを全社員に共有化させた。月1回、「経営理念感想文」と銘打った文章を全社員に書いてもらって回覧する。「社内ぐるみの交換日記といえるのかもしれません」。社名変更の意図も社長自ら手掛けた感想文で紹介した。社員は最近感動した話など前向きな題材で文をしたためる。

中古住宅に商機

今後、賃貸マンションを含めた土地活用や、店舗を持つ地主とのマッチング事業に力を入れる。最近、注目するのは中古住宅の分野だ。ただ、国内では市場が整備されていない。一般に築25年以上の家屋は不動産としての評価額はほぼゼロで、中古市場が確立している海外とは事業が異なる。「こまごまとした維持管理の手間はかかるが、その分大手が参入しにくい分野です」。だからこそ、小回りを利かせて商機を拡大したい。
顧客のニーズをとらえた提案をしなければ、結局価格競争に陥り、大手業者との体力勝負になる。ある講演会で聴いた「頼まれごとは、試されごと」という言葉が耳に残り、自身のブログでも紹介した。何かを頼まれた時は、自分自身がそれをやり切れるのか試されているという意味だ。「顧客満足の尺度は千差万別。ただ、プロとして顧客の期待を上回るよう本気で取り組むべきです」。

社員の意識が変化

「アルカス」とは、ラテン語で虹という意味だ。新社名の浸透に伴い、社員の意識も変わってきた。顧客を対象にしたアンケートでは、社員によるサービスや提案に高評価を与える回答が増えてきた。常に新鮮な感動と驚きを与える提案を続け、顧客との間に信頼という名の虹を架けたい。

2010年(平成22年)9月25日(土) 富山新聞 北陸経済欄 掲載