「空き家改修共同生活を」9月30日富山新聞で弊社のことが記事になりました。

-年内にも賃貸事業-

南砺市内の総合建設業者が富山県内の空き家をリフォームし、居間や台所を共有しながら共同生活する「シェアハウス」として賃貸する事業に乗り出す。年内にも富山市内の空き家1軒を選定し、学生ら若者向けに入居を呼び掛ける。家賃を既存のマンションなどの半分程度に抑え、増加する県内の空き家対策にもつなげていく。

新事業を展開するのは、アルカスコーポレーション(南砺市)。空き家のオーナーから物件を購入するか賃貸し、学生向けにリフォームした上で、学生らに貸す仕組みで、当面は富大五福キャンパス周辺で物件を探している。借り主の募集や建物の維持管理などは同社で担う。空き家1軒を賃貸物件として貸し出す場合、借り主は大人数の家族が多いが、内装や家賃などの条件面で折り合わない場合も多く、同社が新たなビジネスモデルを探っていた。
例えば、2階建ての空き家の場合、2階の数部屋を住人の部屋に整備し、1階をリビングルームやキッチンを設けた共有スペースとする。同社が和室を洋室に変えたり、1人で住むのに使いやすいよう部屋に間仕切りを入れるなどのリフォームも行う。共用スペースにはテレビや冷蔵庫を置き、各部屋にはブロードバンド(高速大容量)の無線LANを使えるよう整備する。1人暮らしを希望する若者は多いが、近年は経済情勢が厳しく高い家賃は払えない人が多い。シェアハウスであれば家賃を抑え、プライバシーを守りながら共同生活も楽しめる利点があり、大都市圏では市場が確立されている。
所有者である高齢者の死亡や建物の老朽化などに伴い、全国的に空き家は増加の傾向にある。一昨年の総務省の住宅土地統計調査によると、富山県内の1戸建て住宅42万4300戸のうち、空き家は5万2200戸となり、全体の12.3%と過去最高の割合に達した。富山市などではホームページ上で空き家情報を提供する「空き家情報バンク」を充実させるなどの対策に乗り出しているが、増加に歯止めは掛っていない。
同社の岩崎弥一社長は「空き家解消につなげ、富山版のシェアハウス市場を確立させたい」と話している。

富山新聞 2010年(平成22年)9月30日(木) 掲載