経営理念感想文
弊社は、本拠地である富山県を中心とした北陸だけでなく、関東と関西にも支店を持ち、関東では住宅、関西ではマンションに特化して活動している。そんなこともあって、私は、関東、関西に度々出張することになる。10/24日~25日、私は、我が社の北関東支店に出張していた。24日の早朝5:30にマイカーで家を出発。9:30には、群馬前橋にある支店に到着。24日は、勉強会と懇親会をこなし、25日には、9:00頃から現在建築中の住宅の現場を巡回し、11:00に大手建材メーカーの支店長と面会してから帰路についた。北関東支店は、売上こそまだまだ大きくはないが、お客様アンケートでは、大変高い評価を多々受けている。経営理念の理解度が高いから良い評価をいただくことができるのだと思う。 大阪のデベロッパーF社は、弊社の関西における大きな取引先であるが、そのF社が社内で導入されている経営理念の理解を深める為の試みが『経営理念感想文』である。F社では、社員が仕事上の出来事などを振り返り、経営理念に関する視点で書いた感想文を月一回全社員が提出し、社長が全てを読んでから優秀な作品を200部ほどピックアップされ、社内だけでなく社員の家族から我々取引先やお客様にまで広く配布されているものである。その最新号である『9月度経営理念感想文』では、あるF社営業マンから、弊社が施工しているマンションの現場において、現場を訪れたオーナー様への対応が素晴らしかったと最大級のお褒めの言葉をいただいた。品質に関する基準が非常に高いF社なので、褒められることは滅多にないのが現状であり、この経営理念感想文は非常に嬉しかった。関西支店にとっても、現場担当者にとっても、大きな自信と励みになる出来事であったと思う。 実は、弊社でもF社を見習って『経営理念感想文』を開始してから次の3月で丸2年になる。この試みを開始してから確かに少しづつ現場や品質に関するお客様の評価は高まっていると感じている。最近の北関東支店のお客様の評価も『経営理念感想文』の効果があっての高い評価につながっていると思うし、関西でのお褒めの言葉も経営理念感想文を書くこと、読むことが経営理念の理解に良い影響を及ぼしたからであると確信する。 建設業は、工場で機械生産する製造業とは違い、環境や条件がひとつひとつ異なる現場で、多くを職人の手に頼らざるを得ないのが現実である。従って、一定の高い品質を確保する為に大変な苦労があるのが現状だ。従って、クレームもいただく。しかし、今後も『経営理念感想文』を継続して経営理念の理解と実践を進め、一層お客様に喜ばれ、信頼、感謝、尊敬される企業づくりを推進していきたい。 平成18年10月30日